給与のデジタル払い…どうやって導入するの?
給与のデジタル払いとは、〇〇payアプリなどに直接給与を支払う仕組みのことを言います。
資金チャージの手間がなくなることは、日常的にデジタルマネーを利用している従業員にとって大きなメリットと言えます。
特に若い世代ほど給与のデジタル払いへのニーズが強いとされていて、デジタルの効用を最大化すべき今日の社会において、柔軟な働き方を支える手法の一つと言えます。
でも給与のデジタル払い…導入したいけどどうすればよいのだろう…
という経営者の方も多いのではないでしょうか?
導入が難しそうなイメージが先行しますが、実は手順は結構シンプルなんです。
↓↓↓
PayPayのサービスを例に説明すると…
①従業員代表との労使協定を締結し、対象従業員の範囲などを決めます
↑厚生労働省が労使協定の様式を公表しています!
②従業員がPayPayアプリにて、給与受取用口座を開設 ※実在する銀行口座ではなく、会社から給与を振込むために開設するPayPayアプリ内の口座)
併せて、従業員がPayPayアプリにて、本人名義の自動送金用口座(実在する銀行口座)を設定 ※PayPay銀行口座でなくてもOK
③従業員から個別に同意書(給与受取用口座、振込金額、開始日等を記載)をもらう
↑厚生労働省が同意書の様式を公表しています!
従業員がPayPayアプリにて、同意書に沿った内容で自分で申請
④給与受取用口座へ振込開始(チャージ不要で使用できる)
※ただし、残高上限は20万円まで。残高が20万円を超える場合、超えた金額の給与は、自動送金用口座に振り込まれる。事業主の手続きは不要。
…どうでしょうか?
従業員本人がすることばかりです。そして様式はほぼそのまま使えるものが公表されています。
今は働く人のライフスタイルや価値観の多様化に応える姿勢を見せることで、人材が集まる時代になってきています。
新しいことに苦手意識を持って敬遠せずにどんどんチャレンジしていきましょう!
労務に関わる悩みがございましたらお気軽にご相談ください。