毎年6月は「年度更新」の時期!労働保険料のしくみと実務対応
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年度更新ってなに?
年度更新とは、労働保険料(労災保険・雇用保険)を毎年精算する手続きです。
対象は前年4月から今年3月までの賃金総額。6月〜7月に、申告・納付を行います。
労働保険とは?
- 労災保険:業務中や通勤中のケガ・病気・死亡を補償
- 雇用保険:失業・育児・教育訓練などの生活支援
1人でも従業員を雇えば加入義務があるのが原則です。
手続きの流れと仕組み
年度更新では、次の2つの金額を申告・納付します。
- 確定保険料:前年度の給与総額に基づく精算額
- 概算保険料:今年度分の見込み額
保険料が一定額を超える場合は、3回に分けて納付できる「延納」制度も利用できます。
よくあるミス・注意点
- 賞与・残業代・通勤手当などを賃金総額に含め忘れる
- 役員報酬を含めてしまう(通常は除外)
- 雇用保険の対象者数のカウントミス(適用除外の確認)
毎年のことでも、つい見落としがちなので要注意です。
電子申請のすすめ
近年は、e-Govを利用した電子申請を活用する企業が増えています。
- 申告控えが残る
- 郵送・窓口の手間が不要
- 社労士とのデータ連携もしやすい
正確かつ効率的な手続きのためにもおすすめです。
社労士からのアドバイス
年度更新は「前年の人件費」を正確に把握できる機会です。
このタイミングで、給与体系の見直しや雇用区分の整備を進める企業も多くあります。
労働保険の正確な手続きは、会社の信頼・従業員の安心にもつながります。
「年度更新の申告方法がわからない」「申告書のチェックだけでもお願いしたい」
そんな時は、ぜひお気軽にご相談ください。
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